1-3.負の数の計算


このページでは負の数の計算について説明します。(ただ計算できるようになるためには、このページを読むより、問題集などで練習したほうがいいと先に断っておきます。なぜ、そのような計算結果になるのかを説明したページとなっていて、説明が難しいと思います。)

  1. 負の数を足すとは何か?
    負の数を足すとは何かを考えていきます。負の数「-a」(aは正の数)とは、-a+a=0となるものでした。+の前と後の数字は入れ替えても答えは同じになります。(メロン1個入った箱に、スイカを2個入れても、スイカが2個入った箱にメロンを1個入れても、メロン1個とスイカが2個入った箱になるのと同じです。)
    つまり、a+(-a)=0も正しい計算結果ということです。(ちなみに、-aを()で囲ったのは、「-a」で1つの数字だと分かりやすくするためです。a+-aとすると見にくいですよね。)
    さて、ここでa−a=0となることを思い出してください。つまり、(-a)を足すことは、aを引くこととまったく同じであるということです。
  2. 負の数を引くとは何か?
    負の数を引くとは何かを考えていきます。負の数「-a」(aは正の数)は、-a+a=0となるのだから、-a+aから-aを引いた数と、0から-aを引いた数は同じになるはずです。(同じ数から同じ数だけ引くとやはり結果も同じ数になるはずですね。)つまり、-a+a−(-a)=0−(-a)となるはずです。
    ここで、足し算、引き算の計算順序は入れ替えてもいいということを利用すると、結局、-a−(-a)+a=0−(-a)となります。
    さらに、同じものを引くと0になるので、-a−(-a)=0となることを利用すると、結局、0+a=0−(-a)となるということになります。つまり、-aを引くということはaを足すということとまったく同じであるということです。

さて、ここまでで負の数足したり、引いたりすることがどういうことかは説明しました。次は、負の数足したり、引いたりすることがどういうことかを説明します。基本的に−1または1が何個になるのかを考えます。

まず、負の数に正の数を足すことを考えます。例として、−3+5を考えてみます。−3とは−1が3個あるという意味でした。5とは、1が5個あるという意味でした。−1+1=0なので、−1が3個と1が3個で0になりますが、まだ1が2個余っています。つまり、−3+5=2となります。また、-aを引くことはaを足すことなので、負の数から負の数を引くのも同じように計算できます。例えば、−3−(−5)=−3+5となるので、同じように計算できます。

次に、負の数に負の数を足すことを考えます。例として、−2+(−4)を考えてみます。−2とは−1が2個あるという意味でした。−4とは、−1が4個あるという意味でした。つまり、合わせると−1は2+4=6個あるので、−2+(−4)=−6となります。また、aを引くことは、-aを足すことなので、負の数から正の数を引くのも同じように計算できます。例えば、−2−4=−2+(−4)なので同じように計算できます。

次に、かけ算について説明します。同じように−1または1が何個になるのかを考えます。

まず、負の数と正の数のかけ算を考えます。例として、−2×3を考えます。−1が2個あって、それの3倍なので、結局−1が2×3=6個あるということになります。つまり、−2×3=−6となり、先に2×3をやり、最後に「−」を付けたような結果となります。また、正の数に負の数をかける場合も同じように計算できます。例えば、3×(−2)=(−2)×3となり、同じように計算できます。

次に、負の数と負の数のかけ算を考えます。例として、−6×(−2)を考えます。−6×(−2)=(−1)×6×(−1)×2=(−1)×(−1)×6×2となります。ここで、(−1)×(−1)というかけ算が出てきたので、この計算がどうなるか考えます。

−1+1=0から考えます。−1+1=0なので、−1+1に−1をかけても、0に−1をかけても同じ結果になるはずです。つまり、(−1+1)×(−1)=0×(−1)です。(○+△)×□=○×□+△×□という関係があるので、(私の算数解説サイトで解説しているので、よろしければご覧ください(別タブで開きます)。)(−1+1)×(−1)=(−1)×(−1)+1×(−1)=(−1)×(−1)+(−1)となります。また0になにをかけても0なので、結局、(−1)×(−1)+(−1)=0となります。

(−1)×(−1)+(−1)=0なので、(−1)×(−1)+(−1)に1を足しても、0に1を足しても同じ結果になるはずです。つまり、(−1)×(−1)+(−1)+1=0+1です。ここで、−1+1=0なので、(−1)×(−1)+(−1)+1=(−1)×(−1)です。0+1=1なので、結局、(−1)×(−1)=1となることがわかりました。

(−1)×(−1)=1となることがわかったので、−6×(−2)=(−1)×(−1)×6×2=6×2となることがわかりました。つまり、「−」は無かったかのように計算したような結果となります。

最後に、割り算を考えます。割り算は分数の知識でかけ算にできるので、基本的にかけ算と同じです。負の数同士の割り算なら、「−」は無かったかのように計算したような結果となりますし、負の数と正の数の割り算なら、「−」は無かったかのように計算した後、最後に「−」を付けたような結果となります。

例として、6÷(−3)を考えます。6÷(−3)=6×1/(−3)です。分子、分母に同じものをかけても変わらないので、1/(−3)=−1×1/(−1)×(−3)です。(−1)×(−3)=3なので、結局、−1×1/3となります。6÷(−3)=6×(−1)×1/3=6×1/3×(−1)=2×(−1)=−2となります。

1.数学の基本事項

1-1.文字とは?
1-2.負の数とは?
1-3.負の数の計算
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